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執筆者の写真杉本 智美

奇才!サルバトール・ダリ


こんにちわ!杉本です☆

とうとう本格的に暑くなってきましたね!!

Tシャツや、ショーツの方が多く見られるようになってきました★

当店でも、今タイムリーで使えるアイテム沢山ありますよ♪

そして、五稜郭公園に隣接する北海道立函館美術館で、「奇才・ダリ版画展」を見てきました!

ユニークなひげがトレードマークで、油彩や版画はもちろん、映画制作や文筆分野などでマルチに活動した、シュルレアリスム(超現実的主義)の代表的画家です★

有名な画家ということもあり、平日にもかかわらずとっても混んでいました!!

「Paranoiac-Critical Method(偏執狂的批判的方法)」という方法で意識下にアクセスし、夢や心象風景を写実的に描写★

一つの物を二つに見立てるダブルイメージのだまし絵的な作品や、グロテスクに皮肉めいたメッセージが練りこまれている作品が多く目立ちます!

また、戦争や宗教、心理学や物理学を取り入れて表現している絵も魅力的です★

もっとも有名な作品は、「Melting Clock(溶ける時計)」

皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?

溶けている時計は、ダリの大好きなカマンベールチーズとのダブル・イメージになっているそうです! 真ん中に横たわっている変な生き物は、ダリ自身、背後の風景はダリの故郷カダケス。

左に群がるアリは腐敗を表します。

腐ったものにはたくさんの虫が寄ってくるので、ダリの絵ではアリ、ハエなどの虫は腐敗や死を象徴しています。 現在の自分は、明確な時間の流れの中にいますが、過去の記憶の中の時間はゆっくりと崩れ、溶けていき、腐敗した時間の中で残った過去の記憶は、「記憶の残渣」として心の留まり、自己の深層を形成していく。

という意味が込められています!

もうひとつ有名なのはスペイン発のキャンディ会社「チュパチャップス」のロゴ制作★ これはチュパチャップスの考案者であるアンリック・バルナットに依頼されたもので、ダリはその場にあったナプキンにその場でロゴデザインを描いたそうです!

ダリのデザインが意外と身近なところにあり、とても驚きました!

様々な形で表現する摩訶不思議な世界観は、難しく一見すると不気味な印象を与えるものですが、同時に好奇心を刺激し、不思議な遊び心を感じました! 一度見たら忘れることができない強烈な刺激的なダリの絵は、これからも永遠に多くの人間に深い影響を与えていくんだと思います!

私にはまだまだ、わからない部分が多いですが、鑑賞者それぞれがそのイメージが示すものを自由に考えられるスペースが残されているのが天才の生んだアートを鑑賞することへの醍醐味らしいです!

またシュルアリズムの作品に触れることで、今自分が生きている社会、人生を客観視してみられるところもダリの作品の奥深さの一つのようです!

来月までやってますので、是非このダリの世界観を見に行ってみてください☆

不思議な世界観ですが、一つの絵の中に込められた意味を探してみたくなり、色々なイメージがわいてきます!

また、ダブルイメージのだまし絵も見つけてみるのも面白いですよ☆


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